2014年3月8日土曜日

イギリスのどでかカブSwede。

すっかり、ブログの更新が滞っておりましたが、久しぶりに戻ってまいりました。

さてさて、日本でも冬はカブの季節ですが、イギリスでも冬にはカブが多く出回ります。そして、日本であまりお見かけしないSwedeというとっても大きなカブが冬になると見かけるようになったので、ためしに購入してみました。

左側が、そのSwedeというカブ。そして、右がTurnipと呼ばれる日本の所謂カブと味も大きさもほとんど同じカブです。


このSwedeというカブ、シチューなどに入れるといいと書いてあったので、ためしに、ポトフに入れてみました。


適当な大きさに切って、しばらく煮込むと、もともと白い色だった身がきれいな黄色に。そして、味は、ジャガイモとカブの中間と言う感じの味。我が家のポトフにも、いい感じになじんでくれました。

2014年2月25日火曜日

学校の授業で映画を見ることの違法性について

年明けから、ロースクールの授業は、著作権の話になっている。
そんな中、先生が、

「ところで、みなさん、学校の授業で映画を上映する事は著作権上問題があると思いますか?」

という質問を投げかけてきた。

著作権で保護される著作物でも、学校等での教育上の利用や、報道等での引用などは自由に利用することができることになってる。このような事実に照らし合わせても、また、私の学生時代を思い出しても、学校の授業での映画の上映は著作権上、問題など特に無いはず、、、と思っていたら、なんと、ヨーロッパでこのような教育上の映画の利用を著作権法上で許しているのは、フィンランドとフランスなどごく限られた国だけだととのこと。

さて、大学院では基本的にはEU圏内およびアメリカの法律はよく言及されるものの、日本を含むアジア圏の話しはほとんど触れられないため、日本の著作権法はどうなっているんだろう?と思って、帰宅後確認してみると、著作権法35条2項に、

「公表された著作権については、(略)教育機関における教育課程において、(略)上映(略)できる。」

とあった。つまり、日本は、この点についてヨーロッパでは少数派に属する”学校の授業ですでに公表された映画を上演しても問題ない”と条文上記載されている国ということのようである。


2014年2月19日水曜日

Global Englishにおける発音について

今週から、このタームで一番興味を持っていた英語の発音とスピーキングのクラスが始まった。というのは、このクラスの目標として、「様々な国の人間が話す英語にどう対応するのがよいかを教える。」ということが書かれてあったためである。そして、授業の最後に興味深い論文が配られた。

Dr. Jennifer Jenkinsが2002年に発表した"Global English and the Teaching of Pronunciation"という論文である。この論文をネットで調べても、元のソースがどこなのか、よくわからなかったが、この著者は、現在はUniversity of Southamptonで教鞭をとっているようである。

https://www.southampton.ac.uk/ml/about/staff/jj1a06.page#background

ここで書かれてあることは、ノンネーティブ同士の英語のコミュニケーションをスムーズに行う上では、英語のネーティブスピーカーが重要と考えているファクターが必ずしも必要ではないと記されている。

ノンネーティブ同士の英語発音で重要なファクターは、

  1. "th"(=θ)の音以外のすべての子音を正確に発音すること。
  2. 母音が長音か短音かの区別。
などがあげられており、逆にネーティブスピーカーが考えているほど重要でない英語発音のファクターは、

  1. "th"(=θ)の音。
  2. 母音の微妙な区別。
  3. フランス語でいうところのリエゾン的な音の変化。
などが挙げられている。


そう。まさに、私が英語ネーティブに指摘されるのは、この"th"の音と、母音の微妙な違いが多いため、この論文を読んで、この点に関してGlobal Englishとしての英語を話す場合は、これらの点はあまり気にしなくてもコミュニケーションには大きく影響しないということで朗報であった。しかし、逆に"th"以外の子音はすべて重要ということは、私がよく間違える"R"と"L"の違いは仮にノンネーティブ同士でのコミュニケーションでも重要になるということで、ここは注意して今後も学習を続けていく必要があるなと感じている。

最後に、ノンネイティブ同士のコニュニケーションツールとしての英語能力を向上させるには、学習者はネーティブスピーカーの英語に重点をおいてリスニングやスピーキングの練習をするのではなく、なるべく母国語が異なるノンネーティブスピーカー同士で英語のコミュニケーションをさせる方が、グローバルイングリッシュとしてのコミュニケーション能力の向上につながると締めくくられていた。この点の指摘については、私自身、日本で6年間ほど様々な国の人間と英語でコミュニケーションを行って仕事を進めていた経験からなんとなくそのような事は感じていたものの、子供の英語教育となるとあまり自信を持てずにいた点であった。しかし、この論文を読んで、今のところ英語圏での生活を前提としていない子供達の英語教育については、英語ネーティブ話者にあまり重きをおかずに考えてもいいのだろうという考えがある程度確信につながった。

来週の英語のクラスでは、この論文についてディスカッションするとのことで、今からどんなディスカッションになるのか楽しみだ。

2014年2月17日月曜日

ロンドンの素敵な雨宿り@V&A博物館

日本はこの冬、大雪に何度かみまわれているようですが、イギリスのこの冬は、とにかく雨の量が多いようです。太陽をみる機会は周りの人の話を聞くといつもの冬よりも多いけれど、とにかく降る時にかなりキツい雨が降っています。

さて、先日もサウスケンジントンまで子供達をつれて午前中おでかけしていたのですが、途中で雨が降ってきたので、ビクトリア・アンド・アルバートミュージアム(V&A)で雨宿りがてらグランドフロアのエレベータを利用しなくても見に行ける場所をゆっくり見学してきました。残念ながら、この日はカメラを持っていなかったのですが、そこら中で娘とスケッチしてきたので、その絵とともに、V&A博物館の様子をご紹介します(笑)

こちらは、アポロンの彫刻をみたスケッチ。
左側が、恥ずかしながら私のスケッチ。そして、私の「もじゃもじゃアタマ〜。」といって髪の毛を描いたのにインスパイアされて描いた娘のスケッチが右側。アタマの上にモジャモジャの髪の毛らしきものが。。。。


こちらはルーム40のファッションの展示。お姫様やらドレスやらが大好きな娘は、ここの部屋が一番テンション上がっていました。でも、テンション上がりすぎて、娘自身は筆が進まなかったらしく、私にばかり、「これ描いて〜。」とお願いばかり。

おそらくこのファッションの展示の中で一番長時間いたのが19世紀のウェディングドレスの前。素朴な手作り感のあるドレスがなかなか素敵でした。そんなドレスのスケッチがこちら。。。


最後は、中国の展示での娘のスケッチ。
中国語で描かれた大きな書道の作品が飾ってあったのですが、それをみて、
「私も、沢山字を書いたの〜。」
と見せてくれたのがこのスケッチ。何だか沢山難しい字を書いたみたいです。



ほかに、ラファエロの宗教画がどどーんと飾ってある部屋にも入ろうとしたのですが、娘が「怖い。。。」とビビってしまい入れませんでした。

ちなみに、何度か雨の様子を伺いに入り口に行ってみると、係員の人に、
「急いでいて、どーしても、駅に移動したいんなら、サウスケンジントンの駅まで地下道があるから。階段しかないけど、その上り下りは助けるから、必要なら係員に言ってください。」
とのこと。秘密の抜け道かしら??とちょっと通ってみたい気持ちもあったのですが、さして急いでいた訳でもなく、娘も見学を楽しんでたので、博物館と地下鉄の間の地下道見学は今回はできませんでした。

2014年2月16日日曜日

ラム肉リメイク料理:子羊肉とグリーンピースのパイ

先日紹介したラム肉の脚の丸焼き。さすがに2kgもの肉の塊をローストしたので、家族3人(成人男性1名、授乳中のよく食べる女性1名、食べムラが激しいがどうもラム肉は好きらしい4歳女児1名)で食べても半分くらいは残りました。残りの肉は、骨から切り離して、残りのスープと一緒に冷凍保存。その後、解凍してパイを作ってみました〜。

材料
  • タマネギ 1個(薄切り)
  • ニンニク 1個(薄切り)
  • ローストしたラム肉 400g程度
  • 冷凍のグリンピース 400g
  • マスタード 大さじ1
  • 醤油 大さじ1
  • スープ(可能ならラムのスープ。なければチキンストック) 300cc 
  • 水溶きコンスターチ 大さじ3
  • 人参 300g程度(小さめ乱切り)
  • 牛乳 大さじ5
  • マッシュポテト 600g分
  • チーズ 適量


作り方
  1. タマネギをしんなりするまでオリーブオイルで炒めます。その後、ニンニク、ラム肉、グリーピース、マスタード、醤油、スープを入れて沸騰させてその後、8分ほど加熱します。十分加熱したら水溶きコンスーチを入れてとろみをつけます。出来上がったものを、耐熱皿に入れます。
  2. 他の鍋に、電子レンジで5分加熱した人参と牛乳を入れてふたをして弱火で人参が十分柔らかくなるまで煮込み、マッシュします。そのあと、マッシュポテトに混ぜます。
  3. 1の上に2とチーズをのせて、200度に余熱したオーブンに10分程度焼いて出来上がり。



ひと手間かかりますが、マッシュポテトに人参のマッシュを入れると、子供たちの栄養のバランスを考えるといいですね。色もちょっと鮮やかになりきれいです。

味は、ラム肉がいい味を出していて、今まで私が作ったパイの中では、一番好きなイギリスっぽい味のお料理でした。

ちなみに、こちらでは、キューブのスープストックとしてラムのスープも売っています。ラムの味が好きな人にはこのラムのスープストックキューブは、たまらないかもしれまいですね。

2014年2月15日土曜日

冬のテムズ川のほとりをお散歩

週末、テムズ川周辺をお散歩してきました。
なんとなく、ターナーの絵にでてきそうな風景。


地球の歩き方を見ていると、ターナーはテムズ川のほとりに自宅を構えていた時期があるんですね。。。

そして、こちらは、テムズ川の北岸にあるBishop parkにあるplay ground。ロンドンには、遊具のあるplay groundの数自体はすくなく、遊具であそばせようとすると少し遠くまで歩いていかないとなかなかないのですが、あるところには個性的な遊具がたくさん。こちらは、ロープのジャングルジムでかなり上まであがらないとすべれない滑り台です。娘は、途中で断念しましたが。。。。


Bishop Parkには、噴水がありのんびりできる空間です。


そして、さすがイギリス!穏やかな気候のおかげか、芝生が冬でもきれいな緑色です。


ちなみに、このあたりは、オックスフォード大学vsケンブリッジ大学のボート競争の開催場所のようです。今年は4月のアタマにあるらしく、せっかくなので見に行ってみたいなぁ。と思ってます。





2014年2月14日金曜日

ラムの脚の丸焼き。

ラムの脚が半額で売られてたので買ってみました。
半額といっても、もともとラム肉ってお高い上に、脚一本まるごとってなると2キロを超えるので、お値段も10ポンド超え。でも、日本じゃなかなかラム肉の塊なんてお目にかかれないので、ちょっと挑戦してみました。


作り方は簡単。
ラム肉の表面に塩を塗り込んで、オリーブオイルにローズマリー、セージ、パセリ、ニンニク、タイムのみじん切りを混ぜたものを塗ります。耐熱皿の上に肉を置いて、300ccほどの白ワインをいれておきます。周りには、ローストしたい野菜を適当に配置。


焼き時間は、500gあたり20分+15分が目安のようで、今回我が家では1時間半の焼き時間にしました。220度に余熱したオーブンに入れて15分焼いた後に、温度を200度に下げて残りの焼き時間加熱して出来上がり♪♪♪


焼き上がりはこんな感じ。



人参とじゃがいもも一緒にローストして付け合わせにしました。
ソースは、耐熱皿の下にのこったソースと、ミントソース(市販のものを購入)、そしてレモンを絞っていただきました。ラムは、ちょっとお高いけど、美味しいです♪♪娘は、残った骨にもかぶりついてました(笑)

ちなみに、日本じゃなかなかラム肉ってお目にかかれませんが、こちらだとベビーフードにもラム肉入りのものが売られたりしています。我が家でも時々買いますが、息子もラム肉大好きみたいです。