2012年7月2日月曜日

北海道のオール電化住宅

北海道でも、泊原発がすべて運転停止になって以来、電力不足の懸念がしきりに報道されている。そして、今現在は、夏の電力不足についてが中心の話題になっているが、北海道の場合は、夏よりも冬の方が電力不足はシビアだろう。そうおもって、ツイッターでつぶやいていたところ、北海道内外から「え?北海道の冬の暖房って、灯油でしょ?電気関係ないでしょ??」ってコメントが来た。確かに、私も、北海道に来るまでは、「北海道って灯油を使ったセントラルヒーティングが普通だろう。」って勝手に思い込んでたからね。

一方で、北海道に住んでみるとオール電化住宅は、持ち家を中心に北海道には沢山ある印象があったので、じゃ、実際どれくらいオール電化住宅があるのか、調べてみました。

まず、2010年4月20日の北電のプレスリリースによると、
2010年3月末累計で北海道内のオール電化住宅が15万戸を突破したらしい。さらに、新設の住宅の2戸に1戸はオール電化が採用されていたそう。(この情報は、2012年6月8日 07:24:33 GMT に取得されたGoogleに保存された情報として見た。しかし、ほくでんのホームページからはどうも消されてしまったようで見えない。)

ちなみに、北海道全体の世帯数はというと、平成22年の国勢調査の結果242万世帯。

となると、全世帯に占めるオール電化住宅の割合は、累計分がすべて現存するとして、2010年頃では、約6%ほどのようです。
そして、オール電化住宅の電力使用量は、非オール電化住宅に比べて4倍から5倍程度多いというから、これを単純計算すれば、住宅で消費する電力のうちで約20%くらいは、オール電化住宅での電力消費ってことになります。

さすがに、住宅全体の5分の1という数字を見れば、「北海道のオール電化住宅は、無視できるような割合だろう」とは言えないでしょう。そして、震災後、電力不足が懸念されることが十分に予測できる状況になってもなお、電力消費が4~5倍になるような、オール電化住宅が販売されており、現に、我が家の近所でも、つい最近オール電化住宅が売れたようです。一方で、「一般家庭も節電をしましょう!」って呼びかけが色々なところでされています。これって、やっぱり、矛盾を感じます。

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