先日、旅行先でマダニに噛まれたお話を
このブログ に書いた。その、後日談があり、マダニに噛まれた際、ちゃんとマダニのこと、ライム病のこと、ダニ脳炎のことについて知ってる皮膚科医を探さないと危ないなぁ。と思ったので、ここに経過を記します。
なお、下の方には、お見苦しい虫さされの写真と男性の脚等が写っていますので、ご注意ください。
7月15日頃。旅行中マダニに噛まれる。
その後、不適切な処置で、マダニを自宅で除去したのち、皮膚科医を受診。10日間分の抗生物質を処方されました。皮膚下に残されてあったマダニの頭は、皮膚医は、「こんなん取れない。」と放置。そして、夫は、ちょっと不真面目に処方された薬を一応飲んだのですが。。。
7月の末頃。噛まれたところが少し赤くなってきたので、「病院、再受診しなよー。」と勧めるも、「薬飲んだんだから大丈夫!」放置。。。。でも、なんか、体がだるいや、眠たいや、いろいろ不調も訴える。
8月2日。仕事中にいきなり電話が相方氏から電話がかかってきて、「なんかさぁ、脚に蕁麻疹みたいなんがいっぱいでてるねんけど。」とのこと。ちょっといてみると、足に赤いブツブツが!ライム病のstageIIを疑うような様相。頭部分がまだ皮膚内にあるにもかかわらず、皮膚科医が、放置してた処置がまずかったんじゃないかと、疑いながらも、とにかく、病院の再受診するように勧めまくり、本人もしぶしぶ病院へ行きました。
医者は「異物(マダニの頭)を体外から出そうとする時の反応かな。でもたぶん大丈夫。」って、いいながら、取りやすい状態になってたマダニの頭を取り除く処置。薬は、ステロイド剤5日分くれたが、ライム病との病名はまったく出てこなかった事、また、ステロイド剤のみって、下手したら、感染症悪化させかねない薬を処方していた為に、さすがに、別の病院に言った方がベターだろうと判断。
インターネットで検索すると、札幌市内だと札幌市立病院の皮膚科が、ライム病についての論文を発表していること見つけて、なんとしても、市立病院に連れて行こうかなぁ。。。と検討。
翌日8月3日。よく考えたら、事業所内の保健センターに行けば、市立病院への紹介状を書いてくれるんじゃないかと、電話で「ライム病の疑いだが病院選びに困ってる」と旦那の代わり問い合わせた。保健センターでは、ライム病を一度見たことがあるし、必要に応じ病院も紹介するとの事で、そっちに行ってもらうことにした。 なんでも、草むらに入り込む若者が多いらしく、毎年、毎年マダニに噛まれた人が相談にくるため、皮膚科は本来ないのだけれど、みんなでライム病について勉強していたらしい。
夫が保健センターに行き、今までかかってた皮膚科医の対応について話をしたら「マダニの頭を体内に放置するなんて、その対応はありえん!」と言われたらしい。 そして、近所のライム病を何度か見た事のある皮膚科医を紹介してもらい、受診しました。
受診した別の皮膚科医は、
「マダニに刺されてすぐに10日間抗生物質飲んでいれば、ライム病を発症することはないと思うんですが。。。皮膚症状を押さえるためにステロイド剤、念のために抗生物質も処方しておきますね。」
とのことでした。
そして、だるいとか、なんとかという、神経症状的なものは、
「ネット等では、大げさに書かれすぎているから、眠いとかだるいとかは、マダニとは関係ない。」
とのことでした。
そして、皮膚症状を抑えるのは、単に見た目が気持ち悪いからだそうです。
えぇぇ??ほんまに???
8月10日頃 無事、脚の赤いぶつぶつは消えました。背中は、マダニちゃんの頭が入ってたところにカサブタができてますが、周りの赤みは消えました。そして、体がだるい等の症状も消えた様子。一安心。
ヨーロッパの場合、数年後にStageIIIとして神経症状等が発生することが社会問題になってるそうです。なので、症状が収まっても、ほんとに、これで、大丈夫なのか、よくわかりません。ただ、日本の場合は、StageIIIまで進んだ事例はあまりないとの論文もありました。これは、細菌の種類や、マダニの種類が微妙に違うことや、日本の場合早期に抗生物質を投与されていることが原因だと考えられるとも書いてありました。
いずれにせよ、もしも、マダニに噛まれた方は、
ここ に書かれてある方法などを参考に、マダニを取り除くとともに、皮膚科医を受診する時は、マダニやライム病について、知識があるかどうか、確認されることを強くオススメします。
下に、参考として、脚の赤いぶつぶつおよび、マダニに噛まれた周りの赤い腫れの様子をアップしておきますので、ご参考になさってください。
お見苦しいことを、重ねて、ご留意のほど、よろしくお願いいたします。
ちなみに、日本でも通販でマダニ除去器具が購入できるみたいです。山登りする方には、昔から身近なものなのかもですね。ご参考まで。