2014年2月4日火曜日

大学院の英語の授業:過去、過去完了、過去進行と流れ

1月から大学院でおこなわれている英語の授業に出席しています。。
1コマ2時間×10回のコースの"Grammar in Context"と"Excellence in Writing"という2つの授業を現在受講しているのですが、たまたま、先週は両方の授業で"narrative"について取り上げていました。

narrativeとは、過去の出来事について叙述する物語全般のこと。法律の分野で言えば、判例における事件の概要の記述はnarrativeとなります。そして、文法の授業ではこのnarrativeに関連として動詞の時制を。そして、Writingの上では話しの流れを中心に授業が進められていました。

まず、動詞の時制(tense)について。
時制については、当然の事ながらnarrativeでは過去の出来事を話すので基本的には過去形(past tense)を用いるのが基本です。ただ、過去形を多用しているとつい途中でなんとなく過去完了を混ぜようとしてしまいがちですが、先生曰く、「何の理由もなく、過去形の繰返しが嫌だからと過去完了を混ぜてはいけません。適当に過去完了を混ぜるくらいなら、過去形を単調に繰り返した方がよっぽどよい。」とのこと。では、いつ過去完了をつかうのかというと、明確に過去の2つ以上の出来事において、前後関係が明確な時。特に、映画なんかの手法でいうところの「フラッシュバック」している場面でだけ過去完了をするべきだということでした。

次に過去進行形だが、こちらは、過去進行形などまったく使わなくても基本的には問題ないと。逆に進行形は、今さまにしているという臨場感を伝えたりするには、効果的であるため、この進行形の上手い使い方というのは、エッセイストや小説家にとってはキーとなるらしい。ということで、今度英語のエッセイや小説を読む時は、進行形をどのように使っているのか、ちょっと注意して読んでみたいと思います。

つぎに流れについて。
こちらも、英語のエッセイの書き方としてはよく言われることで、適切なTopic sentenceを選んで、トピックセンテンスから"1 path through the information on this topic"として書きましょうということ。
ここで話しの流れを持たせることとして、重要なのは一つ一つの文章に対して、すでに出てきた古い情報と、新たに加える新しい情報を乗せることで、流れを作ること。そして、古い情報を書く際に一番簡単なのは、"This + 名詞(noun)"を利用して過去の情報を持って来る手法ということ。確かに、論文を書く時にしばしば、"This result shows that..."などと何気なく書いていたのだけれど、指摘されると困った時に意識的に使うのは筆を進めるのにいい気がしています。

最後にこの英語の流れをつなげるためにもう一つ重要な言葉としては、Although や Because などのlinking/signposting languageです。この確認のために穴埋め問題が授業中に出され、そこではスペインの無敵艦隊"the Spanish Armada"がテキストとして使われていました。しかし、その辺りの世界史がすっかり抜けている私には、そもそもどんな話しの流れにしたらいいのか解らず、なかなか問題が解けませんでした。幸い、私の電子辞書には世界史辞典も入っているので、帰路で世界史を復習。留学の際に持っていく電子辞書には世界史も入ってるものだと便利かもしれません。ま、ネットで調べたら良い気もしますが。。。


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